ナローバンドUVBは、中波長紫外線領域に含まれる非常に幅の狭い波長域(311±2nm)を持った紫外線です。
この紫外線が乾癬治療に有効であることが明らかとなり、治療法として普及し始め、現在では尋常性乾癬を初めとして、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、菌状息肉症などの治療に用いられています。
UVAを用いた治療の場合、オクソラレンを使用するため、洗い落とす必要があり通院加療としては手間がかかりますが、ナローバンドUVBはそのまま帰れるという点で外来通院での紫外線治療に適していると思われます。
また当院で採用している全身照射型ナローバンドUVBは、治療に要する時間を1~2分程度と大幅に短縮します。
①正 面 ②内部の様子(紫外線ランプが取り囲みます)